ちょっと前の話なんですけどね。
なかなか初めてのお店に一人で入るのは勇気がいる。どうしても気兼ねなく食事をしたいと思うと、いつもの店に行ってしまう。
震災の後の翌週末、外食する気分にはなれなかったけど、お店の人たちが困っているということ、ひいては経済が…ということも聞いて、微力ながら行動するぞ!と初めてのお店に入った。
前から気になっていたこともあったので、いざ入ってみたら、もちろんそんな気負いする必要はなかった。
このお店は本や雑誌がたくさんあったので、ゆったりとした気持ちで注文を待つことができた。
ちょっとだけ、ふとした日常の感覚になることができた。ホットサンドおいしかった。
コーヒーもとても本格的で、2杯分飲めるサーバーで出てきたので、食事後も「旅」という雑誌を心ゆくまで読んだ。
〜〜〜
家に帰ったところでケータイがないことに気づく。時間を確認した後、確かにポケットに入れた。
なのに、ない。
帰路を考えたけど、帰路でケータイを出すことをしていない。
お店で???
店に戻り「あの〜ケータイの…」と切り出したところで、すぐにわかったようで、出してくれた。
ポケットに「入れたはず」だっただけで床に落ちてたみたい。
ありがとう。
お店の方も、拾ってくださった方も。
また行こうと思います。