満足できないという負のスパイラル

以前お世話になっていた、勘の鋭いおばあさまがいて、私が東京に行く際「東京には魔物がいっぱいいるからね」と言っていたのを思い出した出来ごとがあった。

ツイッターの美輪さんの名言を集めた、その名も「美輪様の名言」
「他人と自分をくらべて、優越感や劣等感を持つのは、くだらない他人志向。大切なのは自己志向。自分が満足して、自分が納得すればそれでいいのです」(花言葉)

実はつい最近出向していた先にこういう人がいた。

自分よりやや年上で、同じ出向という境遇(とはいえ、この人は長くいるようだった)。どれくらいいるんですか?と聞いても「こんなにいるはずじゃなかった」という返事(答えをかわしている)。

この会社は車両通勤が禁止だったので、ランチで一緒に外に出た際、内緒なんですけどねといって、実は自転車で来てるんですと言ったことがあるのだけど、社員がいる部屋で「今日は自転車で来たの?」と聞いてきたので私は真っ青になった。大きく咎められる内容ではないかもしれないけど、内緒が出来ない人?それにしては悪びれもなく、自然に聞いてきた。(のちにこっそり「内緒でお願いします」とは言ったけど、『あれ?言った?』と本当にしばらく分からなかった様子)

office
なぜだか「どうしても早く帰りたがる人」。
気持ちに全く余裕がないみたい。私が先に帰るとあいさつもあまりしてくれない。
私はある案件に対しての1ヶ月限定出向だったので「この件についてはちゃんと誠意(成果を残す)を示さないといけない」という意味で取り組んでいたということもあるけど、彼女は私に「悪いけど私は自分の仕事が終わったら帰るからね!」と宣言していた。が、実際社員から遅い時間に仕事をもらうと、その勢いはどこへやら?といったふうに見えた。調整の交渉もしないんだ〜って。社員の前では聞き分けの良い、礼儀正しい人間を完璧に作っているようだった。(私には十分不自然に見えたけど)

あるとき仕事上の操作で、彼女が作ったものを(ソフトの便利ツールで)簡単にアレンジした。グラフィックソフト(だけではないかな?)は作り方が人によってまちまち。人の制作過程の画面を後ろから見ているとよく発見があったりするものなので、「そんな便利なのがあったのね〜」と得した気分になるものです。私もそのツールは誰かのを見て知ったくらいだった。しかし彼女の反応は異常だった。驚くには驚いたのだけど、なんかショックだったように見えるほどだった。現に「他にもっと知らないのか?」と2度3度、休み時間にまで私のところに来て聞いてきた。なんか小さな恐怖を抱いた。

ここまで書いて分かる通り、この彼女「自分に自信のない人」。これが分かるまでしばらく「とりあえず1ヶ月の辛抱だからがんばれ!」で乗り切った。パーツパーツでバラバラでちょっと理解不能な彼女を、はたと気づいたら、自信のなさゆえの心のゆとりもなく、それがなんと二重人格という寸前(いやそのもの?)まで来ていたことという真実。人の中に住んでいる、これがある意味「魔物」です。見た目や上辺だけでは分からないという怖さがあります。

彼女決して作業が遅いとかではない、むしろ早い。しかし、部署の上司は「彼女は『みんな作業が早くて…』と言っていた」ときいて「はっ!」と分かったのです。自分を下に下に見ている。

実は私が彼女の作業を手伝うことが1度だけあった。その会社の風土がそうさせるのか、致命的に良くないことが「説明がヘタだし、少なすぎて二度手間になることが多い。しかもそれに対して謝ることもない」ということ。たった1ヶ月しかいない私にこの社の暗黙ルールなんて知る由もない。それにひっかかった。そしてそれは最終日で、私の案件は終わっていたので、残業する必要も全くなかった。(そういう契約だったが、彼女がそこまで知っていたかは定かではない)それでも1時間ほど残業して彼女にデータを渡す時点で、そこまでしなくてもよかった、むしろ二度手間なこととなった上、私が先に帰るというこの状態。「ごめんなさい」と謝っても何の返事もない。さすがにこれには腹が立ったというか、あきれたというか。いい加減にしなさいと。

細かい説明はなかったし「初めてなものでわからなくて…」というと、「私だって初めてだもん!(この案件がと言う意味らしい)」なんて逆切れ。あれ?なぜここまで怒られる?と思いつつも、「もうあたしの知ったこっちゃないも〜ん!」と心で叫んで帰りました(笑)彼女最後に(年末だったので)「良いお年を〜」なんて爽やかに言ってましたけど、もう何とも思わないわ〜ってその会社を後にしました。

すみません。相当グチってしまいました。

本題に戻すと、美輪さんの言葉です。
この彼女、基準が「他人」なのです。「自分」が基準になっていない。でも他人は自分じゃないのだから、こんなことしてたら一生不満足になるのです。ずーっと自分を「足りない!足りない!」って、何に対して足りないのかね?「満足」は傲慢とは違う。多分「満足」を感じることが出来ない人は「感謝」が出来ないんじゃないのかなって思う。

green
感謝したい気持ちはあるけど、感謝ってそんなに感じない…というのならば、感謝「できない」ではなく「先に『感謝』してしまう」という行動をしてみるといい。習慣づけるとそういう思考になると。もうこのへんはおもしろ半分でも、楽しくやっちゃってもいいと思います。実際私はそうでした。「ありがとう」がこっぱずかしいなら、もう「めるしー!」でもいいと思うんです。その意味を知っているならば。

実際自分も感謝って?という人でした。「立派なこと」という位置づけにあったので、そんなに感謝するという行為ができなかったように思います。人間は「考えに基づいて行動する」のが一般的だけど、その思考回路を崩さない限り考えが凝り固まる。感謝するという行動が、考えの後にやってきてしまうので、(感謝するって考えたことにして)先に行動をしてしまうということです。感謝が身近になって、行動は習慣になり、そういう思考が生まれやすくなるということ。(なんか宗教っぽいか??誘ってはいないよ)

「感謝」できると、「満足」を感じると私は思う。私はしょっちゅう「だんけ!」とか「せっぎゅ!(「せんきゅー」ね)」だとか「ありがてゃ〜よ」って心で思ってる。で、ほっとする。(ほっとするという実感はその後の良い副産物でした)

…ってここまで書いて、あ〜スッキリした。(状況文章で、意味が分かりにくいところもあったかもしれません。すみません。)

確かに自信がなくなるような出来ごとは、日々いっぱいあるけど、でも感謝できる出来ごとがあることも忘れてはいけない。実は私のもこれに似た感じのことがあった。「あたしなんでこんなにすぐに怒りやすいんだろう」って。いつ頃からかわからないけど、こういう気持ち持ててからはなくなったと思う。

「普通こうでしょ!?」と相手の行動に予測をたてるのではなく、日常に当たり前のように起きていることでも、たとえば「電車が時間通りにきてくれて、ありがとう」とか思うだけで随分変わる。そんな小さなことでも、大げさに感謝して遊ぶのも楽しいし。「おお!運転手さん完璧な運転をありがとう!電車最高!」(笑)とか。そうすると自然に笑っちゃうし。だから美輪さんはこうも言っています。

「幸せの状態は永遠に続かないもの。しかし、その「幸せ」をいつまでもどこまでも常に感じていられる方法がひとつだけあります。それは感謝の気持ちを持つことです。何でもいいから感謝することを探せばいいのです。」(花言葉)

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