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14.June DayHiking Garasmere 3

湖を過ぎてから後ろを振り返ると、何組かの人影が見えた。私のようにその先を歩くのはごく少数だった。

この登りルートは両側を山で囲まれた間に沢が流れていて、それが途中平らで湖になったりしており、段階的に登るルートだった。湖からはしばらく平坦だったが、このあたりから雨足が強くなり、カッパが必要になった。霧も若干濃くなる。

湖を振り返る。湖(Easedale Tarn)から向こうは明るいが、そこを境に霧が濃い。そしてやや暗い。

向かう先はただただ厚い霧になって、これ以上雨足が強くなるならエスケープしたかったが、ためらいが多過ぎて決められなくなっている自分に対して不安が募って来た。

1組私を抜かして行ったのを見ていたら、みるみる間に見えなくなっていった。うむ、ちゃんと目標を持って歩かないと、歩く速度も変わるんじゃないかと思って、きちんと立ち止まってコースを見直し、よし、ここまで行くぞと覚悟を決め歩き出した。そしてやはりその方が楽しく歩けることがわかった。

上に行くほど岩場が多く、斜面も急になって来た。でも岩場の美しい苔も増えて来た。

辺りが暗い分、苔の美しさも引き立つ。

道らしきものが判別つきにくくなって来たのは、岩場だった。踏みしめた跡が見えない。

もう道という概念ではなく、自分で可能な道を見出せ、ということになる。

途中、大きな斜めの岩場とかあるので、もうよじ登っている感覚になる。でもこの辺りまで来ると私が目標設定した折り返し地点までもうすぐ。そしてその頃になるとタイミングを見計らったように雲や霧が薄くなって来た。

ランチの場所から来た道を一望。遠近感ありませんが、左の湖はかなり手前で、右の湖の面積1/10です。

折り返し地点のあたりに眺望のいい場所を見つけたので、ここでランチ。ランチでバーナー使えない覚悟でいたので嬉しいー!

ささ、支度支度!相変わらず「ぶしゅ!」って漏れるが構わない!
いただきます。今回もありがとう、湖水地方(ざっくり)

今回もルートから少し岩陰に隠れて…のつもりだったけど、ちょうどズルズルやっている時に、シニア夫婦とバッチリ目が合い、「おほほ」とごまかすw
望み通りのランチとなって大満足でまた歩きだす。

今はどのへんかというと。

紫の線が私。赤線は経験者ルートを私がアレンジ作成したルート。時間があれば左上に行きたかったが、今回はそのまま折り返し。紫線、右上のぐちゃっとしたところがランチの場所。そしてこの尾根に出たあたりで4G電波が入るという快挙w

一気に晴れて、そして尾根に出たこともあり、晴れと風を一気に感じる。

多分正面に見える湖は、Windermere湖。

ビュービュー吹かれながら折り返しが始まりました。

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