搭乗待ちとランチのあいだ

12時ちょうどくらいに空港入口前に到着。
着いて間もなくチェックインを済ませ、3階へ行きさっさと審査を通過して「くつろぎエリア」へ。13:30出発なので先にお昼を済ませたかった。

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写真撮り方が悪く、Gate Opensの時間が見えないけど、たしか12:50くらいだった。(右上ね)

よし、食べる時間は余裕であるので、急がずにランチとれる。

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パンがやや厚めではありますが、手軽な感じでいいんでない?
でも実際はけっこうな食べ応えだった。掲示板の近くに座り、むしゃむしゃ食べていると、斜め前に女性(多分50代くらいかな?)が座って話しかけてきた。

Are you Korean? Chinese?と。日本人ですよと言うと、そう〜とにっこり。

You:学生?

私:いいえ、仕事休んでの旅行です。2週間。

You:どこをまわるの?

私:ロンドンに入って、バーミンガム。バーミンガムから、ここダブリン。この後はベルギー、ケルン、パリです。どちらに行くんですか。

You:カナダに。

私:もしかしてフランス語とかしゃべれるんですか?

You:ううん、しゃべれないわ、私ドイツ人なの。

私:そう。すごく昔だけどベルリンとか行ったことあるわ。クリスマスマーケットすごくよかった!

You:そうよね。クリスマス市は大きいからね。ところであなたの飛行機はもう表示されてるの?

私:ブリュッセルだから(掲示板を見ながら)もうすぐだと思うけど…。

You:そう、私はまだまだみたい。(見ると12時台のトロント行きにDelayedの文字)

私:あ〜…待ってるのね。

みたいなことしゃべった(こんな流暢な意味ではなかったとは思うけど、気持ちはね)。

もうすぐランチを食べ終わる頃に、私のゲート番号が表示される、426。

結局、余裕と言うほどのランチタイムではなかったものの、ひとときをしゃべって、ふ〜んなどと言ってみて、じゃあね、いい旅を!と別れる、この刹那の出来ごと、そして消えゆく記憶。
名前も聞かなかったし、彼女の顔もきちんとは思い出せないくらいだけど、この時の意識だけはきちんと残るという不思議な時間。

少し分かりあったけど、別々の方向へさようなら、いい旅を。

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