危うく遭難!?(ちょっと大げさ)

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公道から山に入る道、あれ?ここで大丈夫?と地図を見る。地図の特徴、カーブの途中から山にのびる道…うん、ここだな。車停まってるけどいいのかな?…あ、道はあるね、やっぱここか。

などと疑いつつも、地図と一致するもの多数。よし!ここからだ!と意気込んで、いざ入山!

歩き始めて思ったのは草の丈が長く、案外足を取られやすかったのと、そのために雨ツユが多く、あっいう間に足がびしょ濡れ。慌てて途中でゲイターを装着したけど、雨もちょっと普通に降ってきてなんかぐちゃぐちゃになってきた。それよりなにより、靴がナイロン製のため雨がすぐにしみ込み、2、300m歩いたくらいで乾いたところがなくなったくらいあっという間だった。

途中キャンプというか、そこに暮らしてるのかな?みたいな大きめのテントが1つあったが、そのまま道をゆく。車で上ってきたような轍(わだち)のような跡があったので安心してきたけど、だんだん長らく未踏なくらい草が生い茂ってきた。

あやしい…この道。

そう思い始めてからまもなく、それは証明された。

どう見ても行き止まりの、いわゆる石垣と有刺鉄線が道に対して垂直に立ちはだかった。

!!!???地図通りに来たのに!?えええぇえぇえ〜〜〜っ!?

石垣沿いの上の方を見てみる。

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写真じゃ分かりづらいけど、登ってきた斜面よりかなり急。ソールがフラットなスニーカーでは滑りそうだし、登ったところで同じような石垣が見える。しかも向こうの方が高い…絶望感がのしかかる。

…焦る。引き返す!?GPSは入山から一度も見ていなかった。
なぜなら分かれ道などどこにもなかったからだ。いったいここはどこなんだ?

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わからん!(笑)
ここアンブルサイド!?グラスメアじゃないのかよ!とツッコミをいれるもむなしく…。

ここに来るまではけっこうな坂道だった。引き返そうものならあの入口からやり直しだ。すぐに迂回できるような道は特になかった。どうにかならないか、この状況!?

なんとしてでも向こう側に行きたい!と色々よくよく眺めていると、有刺鉄線が一部緩んでいる。その緩み具合、人一人分の広さ。

…これしかない。

ということで、私はそこに掛けてみた。越えた向こうに道があったわけではない、むしろ歩きにくい、背の高いシダが生い茂っていた。でも打破できるのはこれしかないと、有刺鉄線をくぐってみる…くぐれた!

道無き道を歩く。

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かき分け登って次の塀がこれまた壊され気味だったので越えた。その時に振り返った景色が上の写真。

有刺鉄線は木で隠れているけど50m程度の距離だった。このシダ私の腰くらいまでの丈があり、もはや地面は見えない。でもうっすら、本当にうっすらだけど、矢印の部分がかき分けられていた。同じように迷ったか、ショートカットしたい人がいて、そしてたどり着いた石垣も一部越えやすくなっていたのだと思う。私はどちらの石垣も有刺鉄線や柵もいじっていない。先人がいたのだ!と主張する(笑)

そしてこのシダのエリアを越えたところで道が分かれていた。縦方向に伸びる石垣と横方向に伸びる石垣。

頂上に近づくために縦方向に行ってみたが、その石垣が直角に折れ、下りとなっていた。これは違うと引き返したところでスニーカーの私は尻もちをつく。あ〜もう、さんざんだわ!

横方向に伸びる石垣地点まで戻り歩くと…あ!これだ!という開けたところに出た。

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この景色を見たときの安堵感といったら!

どうやら正規のルートに出たようだった。

DSC00283(左の石垣が、上の写真の石垣のおわるところ)

明らかに多くの人が歩いている道に出た。ホッとした。
でもなんか霧が濃いような?スッキリしなくてなんだか微妙な気持ち。。。

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